ぼくの欲しいもの
- daikixxrock
- 6 日前
- 読了時間: 2分
ぼくの欲しいもの
鹿児島に新幹線が開通した時のことを思い出してみよう。僕は12,13歳くらいだっただろうか
、新しい商業施設ができ新しい駅ができ新しい新幹線。町は輝いて見えた!
家族でどこにも行かないけど見学(入場)の券だけ買って中に入った!とにかく窓入って入り口しか分かんなかったけどかっこよかったのだけは覚えている。
そのままどこへだって行けそうな気がした。
あれからいくつ数えただろうか?自分を重なる数字を、いつのまにか十分大人と言われるくらい歳を重ねた。
大人になってからはどこにでも行けるような気になることは少ない。お金さえ頑張って稼げばなんだって手に入るのに。時間の制約があったりあの頃のようなどこにも行けなくてでも心はどこにでもいけることはもうすくなくってしまった。
最近はどこかそんな気持ちではいけないような気がする。制約があるのは当たり前だし、大人になった良さはあの頃より小遣いが多いからもっと遠くへ行けるはず
うんと遠くへ、世界の果てへだって
きっと現実の町のように、心の中にも広さがあってきっとうんと遠くだってあるはず、その果ては現実世界では一番近くてでも、そこへいくには現実世界のどこへいくよりも難しい
ほんの少しの勇気を持てば、その道へは少しだけ近づくのかもしれないが、
そう考えると欲しいもの昔欲しかったものはもうほとんど手に入れていて物質的なもので欲しいものはもうほとんどない
機材などはこれあったらもっと音綺麗にとれるからとかたくさんあるが、それは欲しいものというより半分仕事だし今は必要なものになってる気がする
そう考えると欲しいものは物質的なものではない
どこに行くか、どんなものを食べるか、誰とこれから過ごしていくのか、どんな心持ちでいるのか
大人になった僕らはきっと、自分が思っているよりもっと遠くへ行けるはずなのだから

Comments