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Beauty 美しいにこだわる

 美しいものにこだわる

これは父の教えかもしれない。

 

 

 父のこだわりで覚えていることが二つある。

 

父は私と反対で物を買うことがほとんどなかったが、

 

奄美大島に住んでいた小さい頃

CDラックを雑貨屋さんに買いに行った。

 

それはとても綺麗なCDラックで、薄い綺麗な木目をした木で作られており、ガラスの戸がついたラックだった。

 

今も実家では使っているはず

 

ガラスの戸 いや正確にはガラスではなくツヤツヤしておらず、ザラザラした手触りがあり、透明度が低い。あれはなんて言うんだろう。やっぱりここではガラスにしよう。

 

長く年月が経ちそのガラスの処理が 剥がれてきて傷がつき、見た目の美しさは半減した。

 

ジーンズや革のソファー、ものによっては人はこれをヴィンテージとよんだりするが、このラックの場合気にすれば気にするほど やっぱり気になるのだった。

 

もう一つ欠点があって、中の物が増えると、中で仕切っている ガラスの段の仕切りが落ちてくるのだ

 

 

父は私が物を買ってくるたび

 

「それは見た目は良くても、後先も考えて本当に使い勝手が良いのか。」といつも言っていた。

 

 

 二つめはappleに関してだ

 

父はiphoneがソフトバンクからしかまだ販売していない頃からiphoneを手にしていた。

 

(その時から一家は流れで

今でもソフトバンクである。)

 

これは今から10年ほど前

iphone3GSの時代からだった

 

世の中では約2年ほど後に出たiPhone4から少しずつ復旧していった。

 

もし父がビジネスマンだったら

当時の2年先ましては10年先を見越しており父は今頃 孫正義のように 偉大なビジネスマンになれていたのかもしれない。

 

父がiPhone4にしてから、前のiPhoneは私に落ちてきてそのiPhoneで脱獄という非公式なプロセスで当時真っ黒で変えることが出来なかった壁紙や、今でこそ動いている時計のアプリのアイコンを、当時動かしたり、有料のアプリを無料で取ったりといろんなプログラミングの力を借りて遊んでいた。

 

appleの製品は日頃は見えない、パソコンの中のロジックボードまで、細部に至るまで美しい。

 

これは今は亡き創設者の一人

スティーブ・ジョブズが

ジョブズの父から教わった教えらしい。

 

 

「美しいだけではダメだ本当に使い勝手が良いのか?」

 

「見えない場所(細部)まで美しくなくてはダメだ」

 

 

 これは人生の中で私が身を以て知った、大切な教えである。

 

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